看護学校

社会人から看護師へ1

准看護師になったいきさつ

私は看護師歴約10年のねこ森といいます。アラフォー世代です。

就職氷河期世代、ど真ん中の世代でした。20代前半はフリーターで、アルバイト生活をしていました。

しかし、このままでは生活が不安定だと感じていた私は看護の道を目指す事にしました。

初めは3年間で看護師免許が取れるレギュラーの専門学校に進もうと思いましたが、入試で落ちてしまいました。その学校は県立のレベルの高い学校でしたので、偏差値が50付近の私では難しい学校でした。お金がない私は私立の学校は目指さなかったのです。

20代半ばでしたので、早く免許を取って安定した収入が欲しいと思っていました。そこで、次に進学先を考えた時に医師会の准看護師の学校を考えました。

准看護師学校について

医師会の准看護師の学校は中学卒業後から入学出来ます。実際に15歳の同級生がいました。

医師会の学校は地域の開業医が運営に関わっている学校です。授業を医師会の医師が行うこともありました。

同級生の年齢は様々で、先ほど言った最年少の15歳から50歳代の方までいらっしゃいました。私が当時在籍していた時は20代半ばの方が多く(私と同じ世代)、その次に30代の方が多かったです。

入試は中学卒業レベルの筆記試験と面接でした。面接ではどうして看護師になりたいのかを聞かれました。

正直に言うと、准看護師の学校の入試自体は難しくはなかったです。ですが、入学してからが大変でした。座学、校内実習、臨地実習と初めての体験で戸惑いも多かったです。一番大変なのはやはり臨地実習(病院や施設での実習)ですが、看護用語や解剖生理、疾病の知識を覚えるのもひと苦労でした。

しかし、良い面もたくさんありました。私が通った学校は週3日の学校でしたので時間的余裕はありました。学校によっては夜間の週5日や全日(日中)の週5日というところもあります。科目ごとの病院実習は2週間(週5日)あったりはしました。病院や施設の助手さんとして働いている同級生も多かったです。

必ずしもそういったところで働く必要はありませんが、実習などで長期休むこともありますので、そういった場所で働く方が融通がきくのだと思います。

私は准看護師の学校に通っている間は病院や施設では働いていませんでした。

また、准看での実習が結構しっかりしていて、後に通信で正看護師の学校に行った際も役立ちました。

准看護師の学校は全国的に減ってきていると思うのですが、社会人から看護師を目指される方は候補の一つにいれても良いのではないかと思います。

学費については、私が通った学校は2年間で100万円程度でした。都道府県の奨学金をもらったり、雇用保険に加入していれば助成金が出たりすることもありますので金銭面でも行きやすいのではないかと思います。

最近はあまり聞きませんが、病院が学費を出して数年のお礼奉公(3年とか5年その病院で働く契約のような)みたいな制度もあります。こちらは、あまりお勧めはしません。もし、途中で辞めたくなったときに、学費の返還を求められたり、辞めにくいというデメリットが大きいからです。

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