正看護師になりたいと思ったわけと学校
そんなわけで、私は20代半ばで准看護師免許を取得しました。そこから病院勤務をしました。
准看護師から正看護師になるための学校に進学する選択肢もありましたが、私自身は看護師の仕事をずっと続けられるか自信がなかったので一旦就職して考えてみようと思いました。
病院勤務をして5~6年ぐらい経つ頃に、正看護師の学校に行きたいなあと考えるようになりました。その期間はずっと同じ職場ではなく、しばらく働かない期間もありました。
正看護師になりたいと思ったのは、このまま准看護師だと就職の幅が狭まる可能性があること、将来のお金の不安があることが理由でした。
正看護師と准看護師の違い
正看護師とずっと言っていますが、これは通称で本来は看護師と言います。准看護師との区別のために正看護師と言われることが多いです。准看護師と正看護師(看護師)の違いは、ざっくり言うと都道府県知事が認めた資格か、厚生労働大臣が認めた資格かということです。
准看護師 → 都道府県知事
正看護師(看護師) → 厚生労働大臣
業務内容に大きな違いはありません。法律的にいうと以下の文言はあります。
准看護師 → 医師、歯科医師または看護師の指示を受けて、看護業務を行うことを業とするものを言う。
看護師 → 傷病者もしくは褥婦に対する療養上の世話または診療の補助を行うことを業とするものを言う。
(保健師助産師看護師法)
看護師(正看護師)になるには、准看護師から正看護師になる方法と最初から正看護師の免許を取る方法があります。
准看護師から正看護師になる場合
1.医師会などの准看護師養成所(2年間)を卒業後、正看護師(2年間か3年間)の学校に進学する。
2.高校の看護科(准看護師免許を取得する場合)を5年間で卒業する。
高校の看護科では最近は5年一貫教育をされているところが多いと思います。ただ、試験に対する情報を詳しくは持っていないので、准看護師免許を取得する時期やそもそも正看護師免許のみの試験を受けるのかは不明です。昔は高校3年生で准看護師免許を取得後、専攻科(2年間)に進学して正看護師免許を取得するという流れがありました。
3.准看護師免許取得後、7年間の実務経験を経て、通信の専門課程に進学する。
※1の場合、中学卒業の方はすぐに進学はできません。高卒認定試験を受けるか、3年の実務経験が必要です。
実際に准看護師の学校の同級生の中には夜間の高校に通いながら、准看護師の学校に通われる方もいらっしゃいました。このルートは私も詳しくは分からないので、進学先の准看護師学校や正看護師学校にお問い合わせになる方が確実かと思います。
初めから正看護師になる場合
1.高校卒業後、3年間の看護の専門学校に進学する。
2.高校卒業後、大学の看護科に進学する。
こちらの方が、スタンダードではあると思います。看護師免許を取るだけで良いのか、将来のキャリアを考えて保健師、助産師の免許が必要なのか、大学卒業の単位が必要かも考える方が良いかと思います。一生病院勤務で夜勤ありの看護師であるならば、学歴はそれほど必要ないかと個人的には思います。
また、看護師には認定看護師、専門看護師、特定行為ができる看護師というのもあります。ここを話すと長くなりますので、省略させて頂きます。
実際に私がたどった道としては、准看護師学校2年、その後実務経験を7年間経て通信の看護学校に入学して看護師免許を取得しました。